旧帝大の世界史入試問題「解体新書」


 入試対策というよりも、世界史が、いわゆる日本のトップエリート養成大学として君臨し続けている

東大や京大などの旧帝大が行っている入試で、一体どんな風に出題されているのだろうかという興

味からこのコーナーを設けました。

 勿論、東大・京大を志望大学にしている人には役に立つでしょう。また、大学入試で言えば、おそ

らく他の大学も「天下の東大・京大」が作成した入試問題を参考に問題作りを行っていると予想

されるので、どの大学を受験するにせよ、東大・京大の世界史の入試問題には目を通しておく

ことが有効だと思われます。特にそのことは、論述問題が出題される大学を受験する人には強

調しておきたい。


 また、入試を離れても、両大学が世界史の様々な事象を今日的な意味でどう考えているかを伺う

ことが、すなわち現在の日本(政府?)が抱く標準的な歴史感覚みたいなものを把握する上でも大

きな参考になるのでは…。
 

 「歴史は現在と過去との対話である」としたのは、E.H.カー先生であります。東大・京大、ひいて

は日本(政府?)が、現在というものをどう捉えているのか。センセイがたによる入試問題作りという

「過去との対話ぶり」から、それを垣間見ることができれば面白い!


 2002年2月実施 京都大学前期日程入試問題

 
第1問(論述) 第2問(記述) 第3問(論述) 第4問(記述)


 2003年2月実施 京都大学前期日程入試問題


 2002年3月実施 東京大学前期日程入試問題

 第1問(論述) 第2問(記述・論述) 第3問(記述)


 2003年2月実施 東京大学前期日程入試問題